それはきっと、君に恋をする奇跡。



「……」



やだ、あっち行ってよっ……。


うずくまったまま腕で顔を隠し続ける。



「急に陽菜がいなくなったって、真由ちんがビックリしてた」


「……」



だよね。


彼氏を紹介されてる最中にトイレに行くとか普通ないよね。



ああ。


真由ちゃんごめんね……。



「久保先輩さ、中学時代すげえ世話になったんだよ」



あたしの横に並んでしゃがんだのが気配で伝わった。


どうしたの?とか聞かないんだ……。


泣いてるの、バレバレだよね……。



でも聞かれないことホッとしつつ、水瀬くんの言葉に耳を傾ける。