それはきっと、君に恋をする奇跡。



いいなぁ……。


そんなふたりを羨ましく眺めた。



あたしもこんな再会を夢見てたんだよね。


ハルくんと……。


あたしだってそんな頭は持ってなかったけど、必死で勉強を頑張ったんだよ……。



でも……再会できなかった。



「……うっ……」



そんなつもりはなかったのに、肩が小さく震えはじめた。


やだどうしよう。


涙まで溢れてきちゃったよ……。



「陽菜……?どうかした?」



やばい。


真由ちゃんにも気づかれた。


こんなとこで泣くなんて、雰囲気ぶち壊しだよね。


絶対ありえない。



「ご、ごめん真由ちゃんっ、ト、トイレっ!」



泣き顔を見られないように、下を向いたままあたしは走りだした。