それどころじゃないみたい。
ふふふ。可愛いなあ、真由ちゃん。
「聞いてると思うけど、真由ちゃんと付き合うことになったんだ。よろしくね」
「はい、こちらこそっ。あっ、真由のこと、よろしくお願いしますっ」
あたしはペコリと頭を下げた。
ほんとにお父さんみたいだけど。
大好きな真由ちゃんだから、絶対に泣かすようなことをしてほしくない。
でも、久保先輩なら大丈夫かなって直感で思う。
「この間は、お昼に真由ちゃんのこと誘ちゃってごめんね?」
「あっ……全然いいですっ。これからどんっどん誘ってふたりで食べて下さいっ」
「ほんと?」
「はいっ!あたしのことは全く気にしなくっていいですからっ!」
どうぞどうぞと両手で真由ちゃんを差し出す。



