それはきっと、君に恋をする奇跡。



***



「あたし、久保先輩と付き合うことになったの……」



真由ちゃんからビックリする報告を受けたのは、それから10日ほど後のこと。



「ほ、ほんとっ!?」



声が上ずる。



「昨日の部活終わりに告白されて、ね……」



やっぱり久保先輩は真由ちゃんが好きだったんだ。


お昼に誘うくらいだもんね。



「おめでとう!良かったね、真由ちゃん」


「ありがとうっ」



顔を赤らめる真由ちゃんは、恋する乙女全開。


あたしは真由ちゃんの手を取って握りしめた。


自分の不幸と真由ちゃんの幸せは全く別物。


心の底からほんとに嬉しい。



「でも、久保先輩モテるから色々不安だなぁ……」