恋愛(キケン・ダーク・不良)
完

- 作品番号
- 1379583
- 最終更新
- 2017/04/12
- 総文字数
- 113,561
- ページ数
- 204ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 56,423
- いいね数
- 1
白い白い、便箋にこめたのは
切なく愛おしい
苦しくて幸せな
はじめての、恋だった
「ラブレターの書き方、教えて欲しい」
うまくいけばいいね、なんて
あたしは 本当 と うそ を吐き出した。
--------------
日生 彩(ひなせ あや)
明るい文芸部員
×
金井 章(かねい あきら)
ツンデレヤンキー
--------------
恋文参考書
( 言葉じゃ足りないくらい、好きだった。)
--------------
*表紙作成…20161101
*執筆開始…20161104
*執筆終了…20170131
*表紙公開…20161102
*更新開始…20161104
*更新終了…20170131
恋文の書き方なんてわからないから、
君とあたしでつくろうよ。
この作品のレビュー
ちょっと乱暴で不器用だけど、本当は純粋で優しい人。
ふたりきりの時間はラブレターの書き方を教えるためだけの時間。ただそれだけだったはずなのに。
手紙でしか伝えられない気持ちがここにある。
*
ラブレターの書き方の先生と生徒として関わり始めたふたり。
優しくて真っ直ぐな彩ちゃんに私は恋しました。
そして少し不器用だけど純粋な心を持っている章。
ああ、ふたりともなんて綺麗なんだろう。
このお話の中で、紙に書かれた気持ちのやり取りが行われます。その中でも1番心に響いたのは短いけど率直な相手を想う言葉「好き」が書かれた破られたノートの1ページ。
こんなに真っ直ぐな「好き」は滅多にお目にかかれません。気持ちを伝えるっていいことだね。
手紙を通じて手を取り合ったふたりの恋のお話、ぜひご一読ください。
「ラブレターの書き方、教えて欲しい」……そのひと言から始まった、恋文参考書。全ては想いを伝えようとする彼のためだと思っていた。だけど……。
丁寧に綴られた文章、胸がキュッと切なくなるシーンも多かったですが、終始優しい雰囲気に包まれていて、ゆったりと物語を楽しむことが出来ました。
真っ直ぐに突き進む彩と、ぶっきらぼうで不器用な章。正反対なふたりの距離が縮んでいく様子はとても自然で、ふたりのやり取りの中にはハッとさせられる部分が沢山ありました。
人は見た目で判断されることが多いけど、そうじゃなくて。思ったことが素直に伝えられる手紙って、本当に素敵。
ラブレターと恋文の違いとか、章タイトルとか、好きだなぁと思うことだらけでした。
切なくて、優しくて、幸せな物語がしっかりと心に届きました。
言葉じゃ足りないくらい、好きだった
ひょんなことからツンデレヤンキー金井章の「恋文」作成を手伝うことになった日生。最初は渋々だったものの、2人きりの図書室で「恋文参考書」を作るうちに、日生の気持ちは段々と恋へと生まれ変わってゆく。でも、章は好きな人のために恋文を書いている。
*
まずもって、文章がとても美しいんです。章が恋をしていること、そんな章に段々と想いを寄せ始める日生のこと、こんなに綺麗で滑らかに表現できる作家さまはそういません。切なくて、胸がぎゅっと締め付けられるんです。
ふたりでつくる、恋文参考書。2人を繋いだのも、最後に想いを伝えるための手段として用いたのも、ふたりでつくった恋文参考書だった。あったかくて素敵な、手紙を通した遠回りの恋。ぜひ、御一読を。
この作品の感想ノート
ありすちゃん*レビューお礼
わあわあ!ありすちゃん!
予想外な方にびっくりしました!
読んでくれていたなんて、とってもありがたいです……!
素敵なあらすじに私は目眩がしそうです……。
手紙でしか伝えられない気持ちがここにある、のところ、すごく嬉しかった。
手紙じゃないと、どうしても素直になれない章のこと、よくわかってくれているんだなぁと思いました。ありがとう。
彩に恋をしてくれたなんて、と思わずにやにやしてしまいました。えへへやったー!
章を純粋と表現してもらって、私もああそうなんだなと思わされました。
私にとってもとびきり気に入りの〝好き〟とだけ書かれた恋文参考書の1ページ。
あれをありすちゃんにも好いてもらえて、本当に嬉しい。幸せです。
素敵なレビューをありがとう。大好きです♡
あきちゃん*レビューお礼
あきちゃん〜!
レビューどうもありがとう!
あきちゃんに読んでもらえたと思うだけでいつも私の中で特別な作品になります。ありがたや。
今回はいつもより優しい甘さを意識した切ないお話にしました。
だからあきちゃんに雰囲気を褒めてもらえてすごく嬉しいよ!
ふたりは違うところが本当にたくさんで、だけど、だからこそ気づくこともたくさんあったんやと思う。そして惹かれていった。
私なりの考えを目一杯つめこんでやりとりを交わしてもらったので、伝わっていたことがあるならこれ以上はないです。
手紙ってほんまに素敵やんね!
書くのも、もらうのも、すごく幸せな気持ちになる。
素直になることが苦手な人を手助けできるものやと思うの。最高。
章タイトルはめっちゃこだわった部分だから、好いてもらえてよかった〜(*´꒳`*)
素敵なレビューありがとう!
あきちゃん大好きです♡
苺ちゃん*
苺ちゃんー!
お返事遅くなっちゃった!ごめんね!
ずっと更新追ってくれていたなんて嬉しい報告ににやにやしています。
私にとってもふたりは可愛くて仕方がないから、苺ちゃんにそう言ってもらえてすごくありがたい。
手紙というアナログなものは不便で大変なところもあるけど、それでもやっぱり特別だなぁと思っています。
なにより心がこめられるものだよね。
胸を撃ち抜かれてくれた苺ちゃんも、またぜひ誰かにお手紙書いてくださいな(*ˊᵕˋ*)
恋文とラブレターの違い!
あれは実ははじめから考えていたわけじゃなくて、恋文参考書を書きはじめた時にラブレターと言いたい派の彩VS恋文と言いたい派の私・ふみの戦いに敗れているだけだったりしなかったり……笑(言い訳が長い)
でも最後には私もそういう意味なんだなぁなんて書きながら感心していたので!ありかなって!
小さな違いにも目を向けてくれてありがとう〜〜!
章の最後のラブレターはえらく成長してて、私としては笑えます。大人になったよね。
電車のシーンはずっと書きたいところだったんだ!ほんっとずっと!
今回の作品はあそこを書くために走ってきたようなもので!
1番の胸きゅんポイントだと自負しております……٩(◦`꒳´◦)۶
苺ちゃんにも気に入ってもらえて、本当によかった!
*レビューお礼
感想だけじゃなく、レビューまで本当にありがとう!
素敵なあらすじに緩んだ頰が、コノヤロウ、戻りません。ふへへ。
思うように書けない時期だったのに文章をほめてもらえて、私はもうなんと言えばいいのか!
恋に落ちていく過程は難しくて、いつもうまくできないからめっちゃ安心しました。
苺ちゃんにたくさん嬉しいことを言ってもらえて、感謝しかない!嬉しい!元気出た!
私も彩にならい、恋文(感想)を苺ちゃんにお届けしたいと思うので、その時はよろしくね。
素敵な感想・レビューありがとう♡
大好きです!
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