【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜


「今日もバレーだって~」



「でも、体育館なら涼しいからいいよね」



その日の四時間目は体育の授業で、いつも通り体育館でバレーボールだった。



授業中は居眠りばかりの私でも、体育の時だけはいつもはりきってる。


だけど今日はなんだか体が重くて、いつものようにテンションが上がらない。


そんな私を見たレミが心配そうに声をかけてきた。



「なんか、今日の梨々香顔色悪っ!

大丈夫?」



最近毎日顔色悪いって言われてるような気がするけど、今日はまた一段と悪いらしい。



「…うん、まぁ。寝不足のせいかな」



「いや、ちょっと寝不足で体育なんて大丈夫?

無理しないで休んでもいいんだよ。

ほら、ケガだってまだ治ってないんだし」



レミはそう言ってくれるけど、私はただでさえ授業中もうつらうつらしてるのに、せっかくの体育の時間までぼんやりと見学なんてしたくなかった。


だって、何もしないでいたら、また色々考えちゃうし…。



「大丈夫だよ。はは…」



正直あまり動き回れる自信はなかったけれど、それでもなんとか頑張ることにした。