だって、かーくんはこう見えて、すごく強いから。
ボディガードをするために、子供の頃から空手と柔道で鍛えてる。
蹴ってくる足を一瞬でくぐるようによけて、殴りかかろうとする男の腕を掴む。
それからひょいとひねりあげた。
「いててててッ!!!!」
もう一人がすかさず反撃してくるけれど、それも片肘で軽くやっつけてしまう。
「おわぁっ!!」
――ドッシーン!!
あっという間に二人とも倒れてしまい、おっかない見た目の不良男子たちが、ものすごく弱く見えた。
座り込んだ二人を前にして、かーくんはケロッとした顔で言う。
「…で、まだ続き、やりますか?」
さすがの彼らも今のを見て、とても反撃する気にはなれなかったよう。
「な、なんだこいつ…!」
「行こうぜ!」
慌ててしっぽを巻いて逃げていってしまった。



