【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜


別に、知らない人にそう思われても全然平気だ。


同じ学校の人に手を繋いでるところ見られちゃったりしたら、まずいような気もするけれど…。


かーくんとなら、誤解されるのは全然嫌じゃない。



「困らないよ!平気。

まぁ、私とかーくんが付き合ったりしたら、おかしいけどね」



実際にそうなることは、まずありえないけれど。


だけど私が笑顔でそう告げたら、かーくんは困ったように笑って。



「はは、まぁな」



……あれ?



その表情が心なしか、ひどく寂しそうに見えたのは、気のせいかな。


まるで、傷付いたみたいな顔…。


それを見たらなぜか、私まで少し寂しい気持ちになってしまった。



なんだろう、変なの。


どうしてそんな顔するのかな…。