【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜


鈍い音と共に突然、前頭部にやってきた強い衝撃。


なにが起こったのか、すぐには分からなかった。



だけど、痛い。すごく。


今度は頭が……。



「きゃーっ!!梨々香!!大丈夫!?」



レミが慌てて私に駆け寄ってくる。


それに次いで、グラウンドから人が何人か駆けつけてくるのがわかった。



「やべっ!当たったの特別科のお嬢様じゃねーかよ!」



「す、すいませんっ!!大丈夫ですか!?」



だけど、だんだんと目が回って、視界がぼやけてきて……。



うぅ…。なんだろう。なにがどうなってるのかな?



「梨々香お嬢様ッ!!」



その時一瞬、かーくんの声が聞こえたような気がしたけれど……


空耳かしら。



そのまま私は意識を手放した。



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