鈍い音と共に突然、前頭部にやってきた強い衝撃。
なにが起こったのか、すぐには分からなかった。
だけど、痛い。すごく。
今度は頭が……。
「きゃーっ!!梨々香!!大丈夫!?」
レミが慌てて私に駆け寄ってくる。
それに次いで、グラウンドから人が何人か駆けつけてくるのがわかった。
「やべっ!当たったの特別科のお嬢様じゃねーかよ!」
「す、すいませんっ!!大丈夫ですか!?」
だけど、だんだんと目が回って、視界がぼやけてきて……。
うぅ…。なんだろう。なにがどうなってるのかな?
「梨々香お嬢様ッ!!」
その時一瞬、かーくんの声が聞こえたような気がしたけれど……
空耳かしら。
そのまま私は意識を手放した。
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