【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜


試合が終わると、かーくんとカイは群がる女子たちを適当に相手したあと、グラウンドの端まで歩いていく。


するとそこに、タオルを抱えた小雪ちゃんが駆け寄ってきて、それぞれの首に一枚ずつタオルをかけてあげるのが見えた。



笑顔で話しかける小雪ちゃんと、ニコニコ笑うカイ、すました顔のかーくん。


距離が離れているので、会話の内容まではさすがに聞こえなかったけれど、三人で話すその姿は、とても楽しそうに見える。



…ドクン。



またしても、胸が痛い。


どうしてこんなに痛いんだろう。


かーくんっていつも、特定の女の子とあんなふうに話したりしてたっけ?



昨日の女子たちの言うとおり、やっぱりかーくんは、小雪ちゃんのことを…。



思わず下を向いて、唇を噛みしめる。


そしたらその瞬間、グラウンドのほうから大声がした。



「危ないっ!!」



…えっ?



ーードンッ!!!!