しかも、さっそく出てきた。かーくんの名前。
やっぱり仲いいのかな。
「えーっ、どうしようかなぁ?神楽、甘いものそんなに好きじゃないみたいだし…。
でも、確かりんごは好きだって言ってたし、これは甘さ控えめに作ったから大丈夫かな」
「うん、大丈夫じゃない?小雪のならもらってくれるよ。
だって超おいしそーだもん」
「えーっ、そうかなぁ?」
なんで言いながら照れたように笑う彼女はまさに天使。
かーくんのこと、彼女は神楽って呼び捨てにしてるんだ。
かーくんが甘いもの苦手なことも、りんごが好きだってことも、知ってるみたいだし。
私はかーくんの執事科での交友関係まではよく知らなかったけど、今のを聞いたらかーくんと彼女は本当に仲がいいんだなって思って、なんだかとても胸が痛くなった。
私の知らないところで、かーくんは実は仲良くしてる女の子がいて。その子のことを好きかもしれないだなんて。
自分でも信じられないくらいに、ショック…。
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