【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜


雑…まさに私が一番気をつけなくちゃいけないところだ。



粉を計ってベーキングパウダーと一緒にふるいにかける。


ボウルに柔らかくしたバターを入れ、砂糖と混ぜて…。


私が一人必死な顔で作業している横で、他の女子たちは楽しそうにお喋りをしていた。



「クッキーとか、今日は簡単なのでよかったね〜」



「あとで男子に差し入れしようよ!」



「するするー!って…ねぇ、なんかどっかからいい匂いしない?」



「ほんとだー。隣の校舎?シナモンの香りだ」



そう言われてみれば確かに、どこからかシナモンのいい香りが漂ってくる。


他のクラスも調理実習してるの?うちは今シナモンなんて使ってないし。



「アレだよ。たぶん執事科のメイドの子たちじゃない?

執事科の調理実習超ハイレベルらしいよ」



「へぇ〜っ」