そんなことをぐるぐると考えながら歩いていたら、いつのまにか校門を抜けて、学校からだいぶ離れた場所まで来ていた。
ずいぶんと私、早歩きしてたみたい。
ーーブオォォン!
すると突然、前方からバイクの音がして。
そのバイクは思いきりこちらへ向かってスピードを上げながら走ってきた。
「りぃっ!危ない!!」
「…きゃっ!」
すかさず一歩後ろを歩いていたかーくんが私の肩をつかまえる。
そして自分の方へ抱き寄せるようにして身を守ってくれた。
「…っぶねー。なんだあのバイク。どこ見て走ってんだよ」
やばい。私ったらボーッとして…。
「りぃ!お前も勝手にスタスタ先行くなよ。
ちゃんと俺の隣歩けって」
「あ…う、うんっ。ごめん…」
かーくんの腕の中、小さな声で答える。
また助けてもらっちゃった。
かーくんは当たり前のように、いつもどおり私に触れてくる。
だけど私は、その触れられた部分が熱を持ったように熱く感じられて、不思議なくらいドキドキしてた。
どうしよう……。なにこれ…。



