昔からそう。
私が無茶したりはしゃぎすぎて怪我しそうになると、それをいつもかーくんがかばったり助けてくれて。
かわりにいつもかーくんが怪我してたんだ。
今日だって私は無傷だったけど、かーくんは棚を動かすときに火傷を負ってしまった。
傷痕を見ると、やっぱり少し胸が痛む。
「…バカ。何言ってんだよ」
だけど、私が申し訳なさそうな顔しながらうつむくと、かーくんはコツンと頭を叩いてくる。
そして、優しい声で言った。
「お前が無事なら、俺はどうなってもいいんだよ」
「えっ…」
なにそれ……。
「りぃのためならどうなってもいい」
どきん……。
その言葉に思わず胸が熱くなる。
ドクンと心臓が大きく脈を打って、なぜだか少し泣きそうになった。
……どうして?
どうしてかーくんは……。



