【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜


そしてあの火事は結局、隣の部屋の酔っぱらいおじさん達のタバコの不始末が原因だったとのことで。


死傷者は出なかったみたいだからよかったけど、まさか自分があんな出来事に遭遇するとは思わなくて本当にびっくりした。



二階堂くんは結局あのまま逃げるように母親と二人で帰っちゃったし。


あとで二階堂くんパパが一人、病院まで謝りにきてくれたけどね。



正直もう学校で顔を合わせても、話したくないかも…。


あんなマザコンの情けない男だとは思わなかったよ。



「それにしても、今日はびっくりしたね」



かーくんの手にガーゼを張りながら、しみじみと話す。


そしたらかーくんも色々思い出したのか、苦笑いしていた。



「…あぁ。俺、軽く寿命縮んだわ」



「ふふっ。お騒がせしました」



「いやマジで…二階堂が火事だとか叫びながら一人で逃げてきた時はどうしようかと思ったし。

なんで、りぃはいねぇんだよって。

そしたら俺が問いただす前に、兼仁おじさんがあいつの胸ぐら掴んでたけどな」



「うそっ」