【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜


パパは二階堂くんに対してかなりご立腹の様子。


…そりゃそうだよね。私だって呆れちゃったよ。


彼のせいで命の危険にさらされたわけだし。



まぁ、これで勝手に結婚を決められる心配はなくなったわけだけれど。


正直もうお見合いはこりごりだなぁ…。



「男というのはだな、自分の身を犠牲にしてでも女を守るもんだ。なぁ、神楽?」



パパが鼻息荒くかーくんにそう問いかけると、かーくんは「はい」とうなずく。



「しかし、今回は本当にお前がいてくれて良かった。

ありがとうな。よくやった」



そして、珍しく素直にかーくんを褒めたりして。


そしたらかーくんは今まで見たことがないくらいに、すごく嬉しそうな顔をしてた。



「…いえ、当然のことをしたまでです。

ありがとうございます」



でもパパの言う通りだと思う。


男だからとか女だからとか言うのは今時おかしいかもしれないけど、

いつだって、自分の危険をかえりみず、私を守ろうとしてくれるかーくんは、とっても男らしくてカッコいいよ。


二階堂くんなんかよりもずっと、かーくんのほうがイイ男だって思ったもん。



助けてくれて、本当にありがとう…。


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