【完】ふたりは幼なじみ。〜クールな執事の甘い溺愛〜


それを聞いてすぐに頭を下げるかーくん。



「…っ、すみません。すぐ連絡するべきでした」



「まぁ、二人とも無事だったから良かったものの…まったくけしからん。

二階堂くんのところのあのバカ息子に梨々香をやるわけにはいかん。このお見合いは破断だ!

むしろ慰謝料を請求してくれるわ!」



どうやらあのあと二階堂くんは真っ先に自分だけ外に出ると、別館で待つ母親のところまで泣きついて行ったらしく、それを見たパパは大激怒。


かーくんが慌てて私を助けに建物に飛び込んで行ったけど、そのあと周りを野次馬に囲まれたせいで戻ってきた私達をなかなか見つけられず…

焦って自分も建物の中に入ろうとしたところを辰馬さんに止められたらしい。



二階堂くんの母親はなかなかの溺愛ママだったけれど、それに劣らず二階堂くん本人もかなりのマザコン息子だったみたい。


さすがにあれはちょっと勘弁だよね…。



「いざという時に女を守れない男になんて、娘をやれるもんか!情けない」