なにか、どこかが変だと思った。 ……その時感じた違和感の正体に、俺は気づくことはできなくて。 あさひと元に戻れたことに満足して、そのことはたいして気にも止めず、小6の夏休みが終わった。 違和感が何だったのか、 今でも、わからないまま──。