夢の終わりで、君に会いたい。

「ムカつく!」


薄暗い空に向かって叫ぶと、前を歩いている忍がクスクス笑いながら振り返った。


「さっきから、そればっかじゃん」


「だってさぁ」

ふくれっ面で忍の横に並びながら、校舎を出て歩く。

いくら言っても足りない。

だけど言いながらも、またしても昨日の夢とリンクしていることがわかった。


同じだ……。


だけどモヤがかかったみたいに、先の展開を思い出せない。


「たしかにひどい言いかただったけどね」


「人をバカ呼ばわりするなんて、ほんっと許せない」


一度では足りず、二回も言われたなんて怒っても仕方ない。

忍は「はいはい」となだめるように言いながら空を見あげた。


「とりあえず雨はあがったみたいだしよかったね」


「ちょっと聞いてるの?」


「聞いてるよぉ」


まだおかしくってたまらない様子の忍は、

「でも珍しいね」

と、私を見た。