拷問ゲーム

「汚ぇ顔を近づけんなよ!

オレはお前にバカにされるほど、落ちぶれちゃいねぇんだ!

偉くもねぇくせに、オレを見下すな!」




「何だと、このヤロー!」




鮫島はそう叫んで、オレの胸ぐらを勢いよくつかんだ。




「止めろ、鮫島!」




藤城はそう言って、怒りで顔を赤くしている鮫島をなだめた。




「高木をタコ殴りにするだけじゃ、拷問ゲームにならねぇんだ。

拷問はリンチと違って、案外、秩序立ってるものだからよ」




藤城は、オレの胸ぐらをつかんで離さない鮫島の肩をポンと叩いた。




「まぁ、冷静になれよ。

次の拷問は、お前に任せるからよ」




藤城がそう言ったとき、鮫島は、ようやくオレの胸ぐらをつかんでいた手を離して、藤城の方を振り返った。