拷問ゲーム

「それじゃ、高木、もう一回いってみようぜ。

楽しい楽しい、爪剥がしをよ」




藤城がペンチを片手にそう言うと、藤城の子分たちは、ゲラゲラと笑った。




「高木、さっきは一気に爪を剥いだからよ、今度はゆっくりと楽しんでみるか?」




オレは藤城のその言葉に、思わず体に力が入った。




拷問椅子のベルトで体を固定されているオレは、
身動きできないこともわかっているのに、
必死に体をくねらせ、拷問への不安と戦っていた。




あの激痛が、再びオレを襲ってくる。




オレはそんなことを想像すると、悲鳴を上げて、逃げ出したかった。




でも、オレに逃げ道がないことは、オレが一番知っていた。




オレにできることは、恐怖の感情を押し殺して、じっと耐えることだけだった。