拷問ゲーム

「中川、高木の両手も固定しろ。

高木にほんの少しの体の自由も許すな」




藤城のその冷たい声に、オレはゾッとして、息をのんだ。




藤城はオレの体の自由を奪って、これから何をするつもりなのか?




オレはそんなことを思うと、心の中に不安が広がって、吐き気がした。




拷問椅子の前に用意してある机にも、腕を固定するためのベルトがついており、
中川はそのベルトで、オレの手首と肘を固定した。




これでオレは、立つことも、両腕を動かすこともできなくなった。




あとは、オレがどうあがいても、オレは藤城の思うがままだ。




オレはそう思うと、ゾッとして、背中に冷たい汗をかいていた。