「なぁ、高木。

お前もモニターを見て、知ってると思うが、今回の拷問は、引き返せなくなる拷問だ。

だから少しだけ時間をやるよ。

負けを認めるなら、今だぜ。

そんときは、美憂にいかがわしい仕事をさせるけどよ」




オレは藤城にそう言われ、知らず知らずのうちに、自分の未来と美憂の未来を天秤にかけていた。




オレにとって、正しい選択は何なのか?




そんな迷いの中、オレの拷問ゲーム三回戦は、ついに始まった。