拷問ゲーム

「右のくじだ!」




オレは自分の不安をかき消すように、そう叫んだ。




「叫んでないで、早く引けよ!」




藤城のその冷たい言葉に、オレはまた不安になる。




二つに別れた道のどちらが正解かわからないとき、人は何を基準に決断を下すのだろう。




オレには、その答えがわからなかった。




でもオレは、他人に自分の運命を決められたくはない。




だから、最初にくじを引くのは、このオレだ。




オレは迷いを振り切って、右側のくじに手をかけた。