拷問ゲーム

「ハッハッハッ。

おもしれぇな、高木」




藤城はそう言って、うれしそうに笑っていた。




「お前がそう言うなら、オレも拷問のやりがいがあるってもんだ。

信念なんて、立派なことを口にするヤツの心を粉々に打ち砕いたときって、最高の気分なんだぜ。

やっぱりこいつは、口だけの偽善者だった。

オレの考えは、正解だったってな」




オレは藤城の言葉に耳を塞いで、自分の言葉に狂いたかった。




狂ってなければ、オレの心に迷いが生まれる。




その迷いは、大切な美憂を地獄に落とし、オレたちを永遠に切り離すだろう。




今の美憂を守れるのは、オレしかいない。




だからオレは、理性を捨てて、本当に狂いたいんだ。