拷問ゲーム

「どうだ、高木。

辛いだろ? 痛ぇだろ?」




藤城は、いかにもオレに同情しているような口調で、オレに優しく話しかけてきた。




「今は拷問ゲームが始まったばかりだから、ゆるい拷問ばかりだけどよ、
お前が耐えれば、耐えるほど、
きつい拷問が待ってるんだぜ」




藤城の優しい口調は、どこかでオレをバカにしていた。




藤城は、完全にオレを上から見下し、悪人のくせに、
まるで自分が救いの手を差し伸べる神のような態度を取っていた。




「高木、オレにはわかるぜ。

お前の辛くて、苦しい気持ちがよ。

お前はもう、こんな苦痛から逃げ出したいだろ?」




オレは、涙でにじむ視界に映る藤城のにやけた顔を見て、
藤城を殺してやりたいと思った。




藤城は、オレに優しい言葉をかけてみても、オレを救うつもりなんて、少しもない。




藤城敬という男は、絶対にそういう人間だ。