「ソファーで寝るならほら!」
とあたしに掛け布団を投げる。
「だ・か・ら!
大人しく寝てくださいってば
今は薬でよくなってるだけですから」
と掛け布団を投げ返すあたし。
「言うこと聞かないヤツだな!」
「だって1枚しかないんでしょ
胃腸炎が悪化しますよ」
「ああそうですか!と言うわけないだろ」
布団が行ったり来たり
終いにはあたしの頭直撃・・・。
「痛いじゃないですか!わかりました!
あたしがそこで寝ればいいんですよね」
あたしは勇気を出して
謙太さんの横へと転がった。
「えっ・・・」少し驚いてる謙太さん
もちろんあたしは謙太さんに
背を向けている。
振り向いていないから
わかんないけどきっと謙太さんも
反対方向を向いているはず。
「言っておきますけど
喜んで入る女の人と一緒に
しないでくださいね!」
「もしかしてさ~
男とこうしてベットには入るのって
はじめて?」
「当たり前じゃないですか!」
「わっ!
またあやっぺの初めて貰っちゃった
記念すべき日だね」
「うるさいです!黙ってください
それじゃなくても
心臓が壊れそうなんですから」
「マジで?」
「心拍数ヤバイです・・・
お休みなさい」
「なにもしないから安心して寝ろ」
「当たり前ですっ!」
このシーンとした静けさが
あたしの心拍数をあげる。
謙太さんに聞こえるんじゃないか?
というくらいドキドキしている。
「謙太さん?起きてます?」
「・・・・・・」
「あ・・・寝てるんですね
お休みなさい」
あたしはいつしか眠りについた。



