「姉貴 本人が切って!って
頼んでないのに『切ってもいい?』
なんて言ったら断れねーだろ」
「あら?そうかしら?」
「それで自分の思いの髪型じゃなくてみろ
訴えられるぞ!」
あたしそんな人間じゃないよ
『お任せします』って
言ったんだから文句言わないよ・・・。
「そんなこと言ってないで
奥でお茶でも飲んで待ってて」
「えっ?仕上がりまで待つわけ?
お店を案内したら終わりじゃなかったの?」
それを言ったのは元春さんだった。
「ここまで来たら仕上がりを見なきゃねぇ~」
「そうよ!このまま帰ったら無責任だよね」
彩子さんがお姉さんと意気投合。
「あたしなら大丈夫ですから
どーぞ帰ってください」
仕上がりを見てまた
「似合わない」だとか言われるのも
心が痛くなる。
「どーせ暇だから待つわ」
「それなら始めから
ごちゃごちゃ言わないでよね」
と お姉さんは三人を奥へ案内をしたのだった。



