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翌日。


目が覚めるともう昼が近かった。


布団を被って変な体制のまま眠ってしまったので、体が痛い。


ベッドから下りてテーブルに置いてあるスマホを確認すると、渚からのメールが届いていた。


《栞、大丈夫だったかな? 今日一緒に栞の家に行ってみない?》


「あぁ、そっか……。栞、ちゃんと家に帰れてるかな?」


旧校舎の中にはいなかったのだから、家にいるはずだ。


連絡を取ってみるのが一番早いけれど、あたしはまず渚と合流するとこに決めた。


1人で家にいると昨日の事を色々と思い出してしまいそうで、怖いのだ。


あたしは2時頃から渚と会う約束をして、準備を始めたのだった。