放課後の図書室はひと気がなかった。
カウンターに図書委員らしき女子が1人と、雑誌コーナーで立ち読みしてる男子が2人。
司書の先生も見当たらない。
「遠山さん、ここでいい?」
大倉くんが、カウンターから少し離れた机に荷物を置いた。
私は頷く。
静かに向かい合ってそこに座る。
「追試って近いんだっけ?」
「うん。あさってだよ」
「まじ?そんなにはやいんだ?」
「う〜、間に合うか不安だよ〜」
「大丈夫、大丈夫。
俺がちゃんと教えてあげるから」
「ありがとう〜大倉くん。
お願いします!」
なんか……
大倉くんって話しやすい。
明るいし、気さくだし。
つ、付き合ったら楽しそうだなぁ…
って私よ、
今はそんな事考えちゃだめ!!!



