山下くんがテキトーすぎて。




勢い良く教室のドアを開けると、


次の瞬間、くらりと足元がふらついた。



おわっ…!?


いきなりバランスを崩して
倒れていく私の身体。




「遠山さん…!」




反射的に目をつぶった直後、

強い力で、誰かが私を抱き留めた。



ふわり、と
シトラスの香りが鼻を掠める。




「ごっ、ごめんなさい!全力で走ってきたらスタミナ切れちゃって…」




謝りながら顔を上げると、
そこには……




「怪我ない?平気?」




心配そうに私を見つめる大倉くんのイケメンフェイス(ドアップ)が……




「……えっ!?」