「今日、もう帰る!!」
余裕を失った私は、急いで帰り支度をして山下くんに背を向けた。
「遠山、どうしたのいきなり」
「ごめん!山下くんは悪くない!これは私自身の問題っていうか…」
「いや、意味わかんないんだけど?」
「わかんなくていいよ!!」
山下くんが変なことばっかするからだよ!!ばか!!!!
「勉強しないと留年するかもよ?」
「だ、大丈夫だよ!たぶん…」
「大丈夫じゃないから言ってんじゃん。帰るなよ」
再び手を掴まれそうになったから、
慌てて避けた。
山下くんのため息が真後ろで聞こえた。
「…ちゃんと、家でも勉強しなよ?」
「……うん」
ごめんなさい山下くん…
失礼極まりないないことはわかっているのです。
だけど、山下くんといるとやっぱり落ち着かないんだもん……
一緒にいたら心臓爆発しちゃう。
あーあ……山下くんのばか。
もう、
好きになりたくないのに……



