山下くんがテキトーすぎて。




どう……したの、山下くん…


なんか、いつもと違うよーな?



掴まれていた手が熱い。

心臓がドキドキいってる。



ドキドキしちゃだめなのに。


山下くんは私のことなんて

別に好きじゃないんだから…




そう自分に言い聞かせるけど、
なかなか落ち着かない。




二人きりという状況には慣れ始めてたはずなのに、今はまた山下くんにばっかり意識が集中してしまっている。





「……遠山、なんで目そらすの」



「えっ?いや…そらしてないよ?」



「嘘つき。
ほら、俺の目をちゃんと見て」



「む、無理だよ…っ!!!」




迫ってくる山下くんの胸を必死に押し返す。




「無理って、なんで」



「ひゃあああ近寄らないで!!!」




もうだめだ。

これじゃ意識してるのバレバレだよ…


恥ずかしくて顔を上げられない。