最後の3つ目、と山下くんが言った。 「め、命令……?」 訊くと、少し黙ったあと口を開く。 「命令じゃなくて……お願い」 「お願い……」 「いっこだけ、ワガママ聞いて」 憂いを帯びた瞳でまっすぐにわたしをみつめる。 ワガママと言い換えられたそれは、 そんなに泣きそうな顔をするほどの 何か……。 心臓が爆発しそう。 「好きだって言って……俺のこと」