山下くんがテキトーすぎて。




きっと、目を覚まさない。

声小さかったし。触れてもないし。

私の声なんて届かない……。




なのになんで?




「……ずいぶんと泣きそうな顔して。

どうしたの? 愛音ちゃん」




あぁ、なんで。

意味分かんないんですけど。


その意地悪な笑顔キライだけど、見たかった。


たった1日、話さなかっただけなのに。





「俺と席が離れて、そんなにさみしかった?」



意地悪な質問と、優しい声音。

また、楽しんでる山下くん。




「……可愛いね。このまま泣かせたい」