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次の日。
隣で眠っている山下くんをできるだけ視界に入れないでおこうと思い、
列が乱れない程度に机をそっと離した。
それでも落ち着かなくて、椅子も机の端ギリギリに移動させようとしたら
意外と大きな音を立ててしまって、その瞬間、山下くんがむくりと頭を上げた。
……げっ。
「朝からうるさい、遠山」
「ご、ごめん」
ヒー!目つき悪い!!
朝の寝起き山下くん最悪…!!
「……なんで目逸らすの。ちゃんと俺の目見ろよ」
「う、うん」
見れるわけないよ!ばか!
てか、なんで命令口調なの!?
寝起きの山下くん、キケン。
「あと、机、なんか遠くねぇ?」
「遠くないよ!これっぽっちも!!」
「遠いだろ、どう見ても」
「遠い!?ど、どこが!?山下くん
目、大丈夫??」
「……遠山、」
「……ハイ」
「死にたいの?」
「……ゴメンナサイ」



