だけど、こんな会話ができるのが幸せで。
ずっと山下くんと、こんな風にいられたらいいなぁって、思った。
* * *
「遠山、合格」
昼休みに呼びだされて職員室まで行くと、98点の答案用紙が返却された。
全部解けたから、満点だと思ったんだけど……でも、受かったからいっか!
ルンルン気分で教室に戻る私。
「山下くん!!」
お昼休みにも関わらず机で寝ている彼を、今日は容赦なく叩き起こした。
山下くんが顔を上げるなり、私は98点の答案用紙を目の前に押し付ける。
「見て!受かった!!」
「うん、おめでと。頑張ったね」
「あ、ありがとう…!」
山下くんに素直に褒められると
くすぐったい。
普段は「ばか」しか言わないし。
恥ずかしくなって、
「ス、スイーツバイキング行きたい!」
ドキドキを誤魔化すようにそう言ってみると、
「うん。今週の土曜日ね」
って返ってきて嬉しかった。



