一発勝負だ。 私はただただ翔を信じるしか出来ない。 お願い勝って! トランプが配られる。 ドキドキと心臓が鳴る。 緊迫した空気の中、いつの間にか周りにギャラリーの人が集まっていた。 ギャラリーの人に、火龍のメンバーが二人のカードが見えないように一定の位置まで下がらせていた。 「黒狼の総長が2敗したって」 「これはもう火龍の総長の勝ちなんじゃない?」 「黒狼総長頑張ってください!] 色々な声が飛び交う中、ゲームは続く。 ひたすら、カードを捨てカードを受け取る。 それを繰り返す。