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それからあたしと結菜は肩を並べて家まで帰ってきていた。


明日から3日間、ほぼ家に缶詰状態で課題をしなきゃいけない。


それはそれで少ししんどい気もしたけれど、クラスメートたちと無理して笑いあうよりとよっぽどマシだと思えた。


自室で部屋着に着替えて、さっそくプリントを一枚取り出した。


苦手な数学の課題だ。


まぁいいや。


こういうのは苦手なものから順番に片付けた方がいいし。


そう思い、机に座る。


その時だった。


鞄の中でスマホが鳴りはじめたのだ。


人がせっかくやる気になっている時に誰だろう?


そう思ってスマホを確認すると、聖也からの着信だった。


その名前を見ると、嫌でも同級生の死や番号札を思い出してしまう。


一瞬電話を無視しようかと考える。


けれど、重要な電話かもしれないと思い、やっぱり電話に出る事にした。