あなたに贈るホラー短編小説

「剛、夢はね、

きっと叶うんだよ。




願い続ければ、きっと……。




だからね、夢を捨てちゃ

いけないよ。




捨ててしまった夢は、

決して叶うことはないから……」






いつの間にか、

たくさんの人が足を止め、

アスファルトに倒れた

白鳥ミナミと

返り血を浴びた僕を見ていた。






僕は願い続けて、

やっと白鳥ミナミの時間を

止めることができたんだ。






追いつくことができないと

思っていた

白鳥ミナミと、

僕は今、

時間が止まった空間の中で、

共に存在していた。