あなたに贈るホラー短編小説

僕が白鳥ミナミに

その言葉を告げたとき、

白鳥ミナミの表情は恐怖で歪み、

怯えた目で僕を見ていた。






僕はそんな白鳥ミナミの

顔を見つめ、

心の中で、

白鳥ミナミに話しかけた。






〈 ミナミさん、

どうしてそんなに、

怯えた顔をしているのですか?




あんなに夢のあるお話を

書いているアナタに、

そんな怯えた顔は似合わない。




ほら、メアリーとモリーが

アナタを夢の国に

誘いにきますよ。




だから、ミナミさん、

アナタは笑って下さい。




アナタには笑顔が

似合うから…… 〉






「アナタ、いったい、誰なの?」






白鳥ミナミが

怯えた声でそう言ったとき、

僕はうれしくなって、

微笑んだ。