あなたに贈るホラー短編小説

僕は憧れの白鳥ミナミを

前にして、

胸の高鳴りが止まらなかった。






白鳥ミナミが書いた物語を

僕は何度、読み返しただろう?






セリフだって、

ちゃんと覚えている。






登場人物の名前も言える。






僕は毎日、

アナタのことを思って

生きてきたから……。






でも、それも今日で終わりです。






アナタの時間は、

今日で止まるから……。






僕は白鳥ミナミに

優しく微笑んで、

白鳥ミナミに話しかけた。






「そのサイトの

ファンタジー小説、

『妖精たちの夢の国』を

知ってますか?」






僕がその言葉を口にしたとき、

二人の時間が少し止まった。