あなたに贈るホラー短編小説

白鳥ミナミの

後ろ姿を見つけた僕は、

白鳥ミナミに声をかけた。






「すいません。

待って下さい」






僕がそう言うと、

白鳥ミナミは立ち止まって、

僕がいる方に顔を向けた。






茶色のロングヘアーに

白いブラウス、

ピンクのスカート。






色白な肌に、

大きくてきれいな目をした

その人は、

まるで彼女の代表作

『妖精たちの夢の国』

に出てくるお姫さまのようだ。






僕はそんな憧れのお姫さまと、

今から永遠に止まった時間を

作り出す。






ミナミさん、それって本当に

夢のファンタジーですよね。






ミナミさん、僕は今から、

アナタの時間を止めてみせます。






アナタの時間を永遠に……。