あなたに贈るホラー短編小説

貧しさを覆すために

追いかけた夢が、

貧乏神だけを置いて、

僕から逃げていく。






追いかけても、追いかけても、

捕まえることができない幻を

僕は毎日、毎日、

追いかけまわす。






本当は、読者が0になっても

僕は小説を書き続ける。






平凡な道を捨てた僕にはもう、

引き返す道がなかったから……。