あなたに贈るホラー短編小説

朝、起きると

僕はコンビニのバイトに出かけ、

時給八百円の稼ぎを得る。






いつか僕が、

夢を叶えるまで

働いていようと思った

コンビニのバイトは、

もう五年目を迎えていた。






ほんの少しだけと思って、

始めたバイトだったのに、

今の僕には、そのバイトが

いつ止められるかさえ、

わからなくなっている。






僕はコンビニのレジの前に立ち、

ときどき将来のことを考える。






自分にとって、

仮の姿だと思っていた

コンビニのバイトが、

本当の自分なのだろうか?






だとしたら、僕は今まで、

幻想の中で

生きてきたのだろうか?