リアル炎上「GPS」

「なぁ、美奈子。

オレはどうしても池下聖夜の存在を許すことができなかったんだ。

あの男が幸せに生きていて、オレたちが絶望の中に生きるとしたら、あまりにも理不尽だよ。

オレは自分のその思いが拭えなくて、罪を犯してしまったんだ」




「純くん、でもそんなのって、間違ってるよ。

純くんは、罪を犯さなくても良かったんだよ。

私、イヤだよ。

純くんがいなくなるの……。

私、一人ぼっちになっちゃうよ……」




オレは泣きながらそう言う美奈子の体を後ろから強く抱きしめた。




オレだって、今回の復讐が美奈子の未来を変えないことくらいわかっている。




でも、オレは不憫な美奈子のために、何かをしてやりたかった。




もう二度と歩けない美奈子のために、自分を犠牲にしても……。




オレは美奈子を強く抱きしめながら、美奈子に言った。