リアル炎上「GPS」

そんなある日、僕が国家犯罪撲滅東京支庁に勤めるようになって初めて、池下管理官が仕事を休んだ。




しかもそれは、池下管理官がここに勤めてからの初めての無断欠勤らしかった。




僕はそのことを聞いて、胸騒ぎを覚えてた。




池下管理官の性格から、ずる休みとは考えにくい。




病気だとしても、職場に連絡を寄越すはずだった。




つまり池下管理官は、僕たちに連絡を取りたくても取ることができずにいるのだろうと、僕は思った。




そして僕が考えられる想像の範囲で、池下管理官が電話をかけてこられない理由が二つ思い浮かんだ。




一つは、池下管理官が電話をかけることもできないほどに、体調を崩していること。




もう一つは、NJの復讐がついに始まり、池下管理官が電話をかけられない状況にあることだ。




僕は家に帰ると、すぐにパソコンで『R-GPS法に復讐を』を読んだ。




そして僕は、NJの復讐がついに始まったことを知ってしまった。