「竜也、池下に生き地獄を味あわせてやれ!

簡単に殺したら、池下を楽にさせちまう。

殺さずに、苦しみを与え続けるんだ。

この男はそれくらい罪深い男なんだ」




名城純のその言葉で、再び私への拷問が始まった。




私は生きながらにして無間地獄を味わった。




名城純は、もう私に話しかけることもなく、私が苦しむ顔を黙って見ていた。




私は早く死んでしまいたいと思った。




死んでしまえば、今の地獄から解放されるから……。




私の気力はしだいに奪われ、私は意識を失った。