リアル炎上「GPS」

「竜也、池下はもう気絶している。

あまりの激痛に耐えられなかったんだ」




竜也はオレのその言葉を聞いて、池下に目を向けた。




「竜也、池下はもう白目をむいて、口から泡を吐き出している。

これ以上は止めるんだ」




「でもNJ、僕は池下聖夜を目の前にして、池下を罰してやりたい気持ちが抑えきれないんだ。

僕の友だちは、今の池下よりも、もっと苦しんだ。

だから僕は……」




「こらえるんだ、竜也。

池下聖夜を憎んでいるのは、お前だけじゃない。

この国の何万人という人が、池下を憎んでいる。

オレはこの人たちの恨みも晴らしたいんだ。

池下がR-GPS法が間違いだったと認めたら、オレは池下のその声をインターネットで世の中に流したい。

池下のその謝罪の声に、救われる人もいるだろう。

池下の敗北の瞬間に、歓喜する人もいるだろう。

オレのやり方は、ひどくまわりくどいやり方かもしれない。

でもオレは、オレの信念を貫きたい」