リアル炎上「GPS」

「池下聖夜、この百人の人間を前にして、主役になれた気分はどうだ?

これだけの人間の恨みの声を聞いて、お前も気づいただろう?

自分のしてきたことが、どれほど間違っていたかを!」




オレはそう言って、池下の顔を踏みつける足に力を込めた。




「池下聖夜、もう一度、お前に質問をする。

お前が考案したR-GPS法は、間違った法律だった。

そうだよな、池下?」




オレのその言葉を最後に、部屋の中は静まり返った。




この部屋にいるオレのフォロワーたちは、みんな池下の言葉に期待していた。




絶対的な権力者ぶっている池下聖夜が、オレの拷問に屈し、R-GPS法が間違った法律だと認めることを。




池下だって、人の子だ。




圧倒的多数の暴力には勝てない。




池下は自分の敗北を認めるはずだ。




しんと静まり返った部屋の中で、池下がゆっくりと口を開いた。




部屋の中にいるすべての人たちは、池下の言葉を聞き漏らさないよう、耳を澄ました。